新規顧客を増やす8つの方法と5つのコツ【2024年最新版】

新規顧客を増やす8つの方法と5つのコツ

「新規顧客を増やすにはどうすればいい?」とお悩みのマーケティング担当の方は多いでしょう。新規顧客獲得なら広告だ!と考えるかもしれませんが、少しお待ちください。集客にはオフラインやオンラインで様々な方法があるのです。

しかし、集客方法が多いと以下のような悩みが出てきます。

  • どんな方法を選べばいいのかわからない
  • 新規獲得のためのコツはないの?
  • 戦略を立てる手順は?

本記事では上記の悩みを解決するノウハウについて解説します。ぜひご活用ください。

なお、営業代行会社の探し方・選び方がわからない!という方は営業幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算に合った最適な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。

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目次
  1. 1. 新規顧客獲得方法比較表
  2. 2. オフラインで新規顧客を増やす方法
    1. 2-1. 4大マスメディアの広告
    2. 2-2. ビラ・チラシ
    3. 2-3. 展示会
  3. 3. オンラインで新規顧客を増やす方法
    1. 3-1. Web広告
    2. 3-2. SEO
    3. 3-3. SNS
    4. 3-4. プレスリリース
    5. 3-5. リストからアプローチする
  4. 4. 新規顧客を増やすためのコツ
    1. 4-1. 自社の強みを知る
    2. 4-2. 競合の強みを知る
    3. 4-3. 差別化する
    4. 4-4. 認知してもらう
    5. 4-5. 隠れた顧客を見つける
  5. 5. 新規顧客獲得の戦略の立て方
    1. 5-1. ターゲットを設定する
    2. 5-2. 現状の見直し
    3. 5-3. 施策の策定
    4. 5-4. コンテンツの作成
  6. 6. 新規顧客を増やし方をご紹介しました

新規顧客獲得方法比較表

新規顧客の獲得方法を比較した表をまとめました。各方法の詳細については後述しますが、まずは全体のイメージをつかんでください。

 

獲得方法

メリット

デメリット

費用感

オフライン

4大メディア

広告

大量にリーチ可能

費用が高額

数万~数千万円/回

ビラ・チラシ

地域に絞った

アプローチができる

かならず見てもらえる

とは限らない

数万円~/回

展示会

関心度の高い

見込み客に出会える

出展費用が高い

準備に時間がかかる

50万~250万円/回

オンライン

Web広告

即効性がある

ターゲットを絞らないと

無駄な費用がかかる

リーチ数に応じて

SEO

上位表示できれば

長期間集客できる

上位表示に知識と

時間が必要

数万~数百万円/月

SNS

拡散力があり、

認知を一気に拡大できる

フォロワー獲得に

時間がかかる

数万~50万円/月

プレスリリース

新聞やメディアで

取り上げられて

認知を拡大できる

直接新規獲得に

つながるわけではない

無料~7万円/月

リストの活用

社内の資産を活かした

マーケティングができる

一定数以上の

リストをそろえないと

効果が出にくい

無料~1件10円

※リストの購入費用

オフラインで新規顧客を増やす方法

オフラインで新規顧客を増やす方法

オフラインで新規顧客を増やすには以下の4つが挙げられます。

  • 4大マスメディアの広告
  • ビラ・チラシ
  • 展示会

4大マスメディアの広告

4大マスメディアとは以下を指します。

  • 新聞
  • 雑誌
  • テレビ
  • ラジオ

新聞

新聞は情報伝達速度がそこまで速くはないものの社会的信用度が高く、特に中高年をターゲットに効果的なアピールが可能。また、全国紙から地方紙まであり、ターゲットにあわせた広告を出せます。新聞広告は表示する位置や大きさで料金が大きく変わり、20万円から出せるものもあれば、数百万円かかるものもあります。

雑誌

雑誌は職場、家族で回し読みができる高い回読性が特徴。複数回読み返すこともあり、広告が目に入る機会が多いメリットがあります。

ファッションやスポーツ、趣味などジャンルごとにターゲットを絞った広告が出せます。専門誌の読者は情報感度、雑誌への信頼性が高く訴求しやすいのもメリットです。

広告を出す紙面の位置、大きさ、カラーの有無などによって費用は変わりますが、1件あたり50〜250万円が相場とされています。

テレビ

テレビは情報伝達速度が速く、視覚と聴覚で効果的に宣伝できるのが特徴です。20代のテレビ離れが話題にされますが、まだまだその影響力は絶大。ただし、キー局でテレビ広告を出すには1回70〜100万円は必要。さらにCM制作を広告代理店に依頼する場合は、CM制作で数十〜数千万円の費用がかかります。

ラジオ

ラジオは地域性が高く、リスナーと距離感の近い広告を出すのに向いています。番組や放送時間帯でリスナー属性が大きく変わるためターゲティングしやすいメディアといえます。

ラジオリスナーは同じ番組を毎週聞くことが多く、毎週出稿すれば何度も聞いてもらえるのが特徴。また、費用はレビに比べると1回6万円と非常に安く、低コストで始められます。

ビラ・チラシ

ビラ・チラシは不特定多数のユーザーに対してアピールできる手法です。古典的な方法に思われるかもしれませんが「地域を絞ってアプローチしやすい」「気になったら保管してもらえる」など、ほかの手法とは異なる特徴を持つため採用する企業も少なくありません。

ビラ・チラシは、ポスティングで各家庭のポストに投函する方法、新聞の折り込みで配布する方法の2種類があります。ポスティングであればエリア内の全世帯にアピールができる一方で、エリアの世帯数によっては費用がかさむ可能性があります。しかし、自社の従業員で配ればコストを抑えることも可能です。

新聞折り込みは、低コストで主婦層や中高年層に情報を届けたい場合に効果的といえます。費用は数万円から始められるので少ない費用でも使いやすい媒体といえるでしょう。

展示会

展示会は、企業が自社の商品・サービスをアピールするためのイベントです。展示会にはその業界やジャンルに興味のある見込み客が多数来場するため、そのまま商談、名刺交換が期待できます。展示会には以下の4種類があります。

  • 合同展示会:複数企業が出展する、BtoB向け
  • プライベート展示会:企業が単独で開催する、BtoB・BtoC向け
  • セール展示会:その場で商品の購入可能、BtoC向け
  • パブリック展示会:一般消費者向けの展示会、BtoC向け

展示会に出展するには費用とブース作成の準備期間、人員が必要です。出展費用や制作費、施工費などで50万~250万円が相場となっています。

オンラインで新規顧客を増やす方法

オンラインで新規顧客を増やす方法

オンラインで新規顧客を増やす方法は5つあります。

  • Web広告
  • SEO
  • SNS
  • プレスリリース(外部配信)
  • リストからアプローチする

Web広告

Web広告は、様々なWebプラットフォーム上で広告を出す手法です。費用はかかるものの、即効性が高いのが大きなメリットです。

  • リスティング広告
  • ディスプレイ広告
  • リターゲティング広告
  • アドネットワーク広告
  • ネイティブ広告
  • アフィリエイト広告
  • 記事広告

また多くの種類があるWeb広告は、プラットフォームによっては少額からでも広告出稿できるのもメリット。たとえば、Google広告なら1,000円から出稿可能。また、広告を表示させるユーザー属性を細かくターゲティングできるのもポイントです。狙った層に自社商品・サービスをアピールできます。

ただし、しっかりターゲットが定まっていないと効率が悪くなる危険性もあります。

料金体系はインプレッション数で決まるものやクリック数で決まるものなど様々。自社で広告運用するのもいいですが、適切な人材がいない場合はプロに外注するのも1つの手段です。

SEO

SEO(Search Engine Optimization = 検索エンジン最適化)は、サイトを検索結果で上位に表示させるための施策。自社サイトにSEOを施せば、より多くの人目に触れさせることができます。検索ボリュームの多いキーワードで上位表示できれば、月間で数万~数百万ユーザーの目に触れることも夢ではありません。

また、1度上位表示に成功すれば一定期間は上位の状態が続くため、ある程度はほったらかしでも集客し続けられるのもSEOの魅力。ただし、SEOで検索上位になるまでは数週間~数ヶ月はかかります。即効性を求める施策には向いていないため注意が必要です。

SEOにかかる費用は自社で構築すればサーバー代やドメイン代だけでも運用できます。SEO業者やコンテンツ制作会社などに外注するのであれば、月
数十~数百万円は見積もったほうがいいでしょう。

SNS

SNSは多くの企業が採用している人気の集客チャンネルです。近年では大企業でもSNSの公式アカウントを作成し、ユーザーと交流しています。

SNS上ではお得情報やお役立ち情報、お知らせなどを発信できます。さらに、拡散力の高さはSNSの大きな魅力。話題性の高い投稿ができれば一気に認知を広げられるでしょう。また、SNSはSEOとも相性がよいため自社サイトの記事を宣伝するのにも有効で、両者を併用している企業も少なくありません。

ただし、フォロワーを増やしていかないとインプレッション数も増えないため即効性がなく、運用開始からしばらくは地道な投稿を継続しなくてはいけないのがデメリットです。

SNSは自社運用するか、業者に外注するという手があります。外注する場合は業務内容に応じて月10~50万円が相場です。

プレスリリース

プレスリリース(外部配信)とは、企業の公式発表のこと。企業が新製品・新サービスを発表して話題性が高いと判断されれば、新聞・ニュースサイトなどの外部メディアが記事として取り上げます。

ニュースメディアで紹介されれば、企業だけでなく商品・サービスの認知度、信頼性が一気に高まるためおすすめ。ただし、認知拡大の効果はあるものの、直接の問い合わせや購入にはつながらないというデメリットもあります。

プレスリリースをメインで配信しているサービスは複数あり、有料・無料のどちらもあります。有料の場合は単発で掲載するなら3万円程度、定期的にリリースしたいのであれば月額7万円が相場です。

リストからアプローチする

リストを活用してアプローチするのも1つです。

  • 過去にセミナーや展示会などで名刺交換した企業
  • 過去に取引があった関連企業
  • 自社サイトから問い合わせ・資料請求をしてくれたユーザー

こういった企業は新たな顧客になってくれる可能性が高いといえます。また「過去に接触があった」という事実があるため、飛び込み営業をするよりも効果的にアプローチが可能です。

リストからは以下のアプローチが考えられます。

  • テレアポ
  • DM・Eメール
  • 訪問営業

自社で対応できるリソースがなければ外注する方法もあり、たとえばテレアポ代行であれば費用は1コールあたり100~300円程度です。

もし、社内でリスト構築に十分なデータがなければリスト作成業者やリスト販売業者に依頼するという手もあります。リスト購入の費用は企業1件あたり10円が相場となっています。

関連記事:リストについての詳細な記事は、「見込み客リストで集客効率アップ!作り方からテンプレートまで解説 」をあわせてご覧ください。

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新規顧客を増やすためのコツ

新規顧客を増やすためのコツ

ここからは新規顧客を増やすためのコツを5つご紹介します。

  • 自社の強みを知る
  • 競合の強みを知る
  • 差別化する
  • 認知してもらう
  • 隠れた顧客を見つける

自社の強みを知る

まずは自社の強み=アピールポイントがどこなのかをしっかりと把握することが重要。自社の強みがわからず、いたずらに露出を増やしたところで期待どおりの結果は出にくいでしょう。

自社の強みを知るためには、既存顧客にアンケートをとる、ファンイベントを開催して生の声を聞くといった方法が考えられます。

自社の強みは、言い換えれば「ユーザーニーズとマッチしている部分はどこか」ということ。強みを知った上で、ユーザーニーズを刺激できる施策はなにかを検討できれば、適切な集客方法を選べるようになるでしょう。

競合の強みを知る

競合の強みを知らずに新規顧客獲得のキャンペーンを行うことは非常に危険。なぜなら、競合と同じことをアピールしてしまうと、最後はブランド力や企業規模の勝負になってしまうからです。そのためには、競合とはバッティングしない部分はどこなのかを見極めて、効果的にアピールすることが重要といえます。

競合の強みを知ることは、同時に弱みを分析することにもつながります。競合の弱点を知った上で、競合よりもユーザーに貢献できる点を探すことが重要です。

差別化する

差別化には以下の2パターンあります。

  • 自社が強くて競合が弱い点をさらにアピールする
  • 自社が提供する商品・サービスに付加価値をつける

なぜ差別化するのかというと、顧客が類似の商品・サービスで迷っているときに自社を選んでもらうため。そこで、自社と競合の強みを把握する作業が重要な意味を持ってきます。差別化にはサービス内容、機能、価格など様々な要素があります。

他社にはない価値が自社にありますよ!とアピールすることが新規顧客の獲得につながるのです。

認知してもらう

ここでいう認知とは「誰でもいいから知ってもらう」ということではありません。自社の強みを活かして、競合の少ない市場を見つけて認知を広げることです。戦いやすい市場を見つけられれば、低コストで新規顧客を一気に獲得できます。

そういう意味では、漠然とした認知ではなく「自社の強みを認知してもらう」ことに注力するのが重要なポイント。マスメディア広告やSNSは、利用ユーザー層が決まっていますので、適切に絞り込んでアプローチしたいところです。

隠れた顧客を見つける

「商品・サービスが一部のユーザーで本来考えていなかった形で使われていた」ということはよく見られます。

たとえば株式会社ワークマンは作業服を取り扱う企業でしたが、その価格の安さと機能性の高さからカジュアル服として認知されるようになり急成長。同じ商品でもアピールポイントを変えれば一気に市場が開拓できるよい例といえます。

そのためにも日頃から既存顧客といい関係性を築き、ヒアリングやフィードバックを集めるのは非常に大切であることがわかります。

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新規顧客獲得の戦略の立て方

新規顧客獲得の戦略の立て方

新規顧客獲得の戦略の立て方では4つのステップが必要です。企画時の参考にしてみてください。

  • ターゲットを設定する
  • 現状の見直し
  • 施策の策定
  • コンテンツの作成

ターゲットを設定する

ターゲットを設定することは、マーケティングコストの面でも非常に重要な作業。ターゲットを限定しない施策は資金と労力の無駄になりやすいためです。

たとえばWeb広告の場合、ユーザー属性を絞り込まないで広告を出すと、あっという間に予算を消化してしまいます。誰に届いて欲しいのか、誰が自社の商品・サービスを必要としているのかを分析しましょう。

そして「新規顧客を増やすためのコツ」でも解説したように、自社と競合を分析した上で、適切な市場に資本と労力を集中させます。

以下はターゲティング属性の際の例です。

  • 職業
  • 会社規模
  • 困っていること
  • 年齢
  • 性別

現状の見直し

社内で行っている集客方法を見直します。既存の方法は設定したターゲットにアプローチできるのか、集客方法として問題はないのかを考えましょう。

もし、既存戦略のデータがない場合は注意が必要。データがないとPDCAが回せず、施策そのものに問題があっても改善できないためです。ターゲットにマッチしているかはもちろんのこと、しっかり効果測定できる環境が構築できているか検証することをおすすめします。

施策の策定

設定したターゲットに基づいて施策を策定します。ターゲットによって集客方法は変わりますが、予算と集客方法の相性を見ながら選定しましょう。

集客方法は何も1つに絞る必要はありません。適していると感じたら複数運用してみるといいでしょう。その際、しっかりと効果検証ができる体制を構築するように心がけてください。効果検証ができないまま複数の集客方法を運用しても改善が難しいためです。

あとは効果が出る施策だけ残していけば、限りある予算を効率的に使えるはずです。

コンテンツの作成

施策が決まったらコンテンツを作成します。ビラやチラシであればデザイン、Webサイトであれば記事・コラムの作成が該当します。イラストや写真をうまく使って見る人を引きつけるコンテンツづくりを心がけましょう。

ただし、コンテンツ作成で陥りがちなのは「集客後の導線ができていないパターン」。PVやインプレッション数ばかり増やしても売上につなげる導線ができていないとせっかくのコンテンツも無駄になってしまいます。

電話、メールの連絡先や購入・お問い合わせリンクの設置など、メディアによって適切な導線を作っておきましょう

新規顧客を増やし方をご紹介しました

本記事では、新規顧客の増やし方について、オンライン、オフラインに分けた集客方法やコツについて解説しました。

新規顧客を獲得するためには「数」を増やすのか、「質」を上げるのかを意識することが重要。そのためには、集客方法と集客要素を考慮した適切な施策を打つことが重要です。今回ご紹介した内容をお役立てください。

なお、営業代行会社の探し方・選び方がわからない!という方は営業幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算に合った最適な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。

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