ウェビナーとは?開催のメリット・デメリットやおすすめのツールを紹介【2024年最新版】

ウェビナーとは?開催のメリット・デメリットやおすすめのツールを紹介

ウェビナーという言葉を聞いたことはあっても、具体的にイメージが湧かない人もいるのではないでしょうか。

  • ウェビナーを開催するメリット・デメリットはある?
  • ウェビナーの事例を見て検討したい
  • ウェビナーを開催するための具体的な手順は?

本記事では上記の悩みを解決するウェビナーの基礎知識について解説します。ぜひご活用ください。

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目次
  1. 1. ウェビナーとは
    1. 1-1. ウェビナーの定義
    2. 1-2. ウェビナーとミーティングとの違い
    3. 1-3. ウェビナーの配信方法は2つある
  2. 2. ウェビナーのメリット
    1. 2-1. 場所に限定されず開催、集客できる
    2. 2-2. セミナー開催費用を抑えられる
    3. 2-3. 情報の伝達性が高い
  3. 3. ウェビナーのデメリット
    1. 3-1. 配信環境の問題で、映像・音声の配信が滞るリスクがある
    2. 3-2. 参加者の反応をつかみにくい
    3. 3-3. 参加者側の集中力が切れやすく、離脱が発生する
  4. 4. ウェビナーの開催費用
    1. 4-1. ウェビナーツールの導入・月額費用
    2. 4-2. 機材の導入費用
    3. 4-3. スタジオのレンタル料金
    4. 4-4. 動画の撮影費用
    5. 4-5. 講師への謝礼
  5. 5. ウェビナーの活用事例
    1. 5-1. ヴァイサラ株式会社
    2. 5-2. 株式会社大塚商会
    3. 5-3. 株式会社ワーク・ライフバランス
    4. 5-4. 株式会社ミルボン
    5. 5-5. 株式会社マイナビ
  6. 6. おすすめのウェビナーツール6選
    1. 6-1. Zoomウェビナー
    2. 6-2. Cisco Webex Events
    3. 6-3. Adobe Connect
    4. 6-4. YouTubeライブ
    5. 6-5. Microsoft Teams
    6. 6-6. Skype
  7. 7. ウェビナーの開催方法
    1. 7-1. 目的と配信内容の決定
    2. 7-2. 機材の準備
    3. 7-3. 運営体制の構築
    4. 7-4. 参加者の集客
    5. 7-5. ウェビナーの開催
  8. 8. ウェビナーの開催なら営業幹事にご相談を

ウェビナーとは

そもそも「ウェビナー」とはどういうものでしょうか。以下の3つを解説しながら理解を深めましょう。

  • ウェビナーの定義
  • ウェビナーとミーティングとの違い
  • ウェビナーの配信方法

ウェビナーの定義

Zoom

※画像引用:Zoom

ウェビナーの定義は上画像のような「ウェブ上で行われるセミナー」です。「ウェブセミナー」「オンラインセミナー」と呼ばれることもあります。

由来はウェブ(Web)+セミナー(Seminar)を組み合わせた造語といわれており、インターネットがあればどこからでも参加できるのが大きな特徴です。

ウェビナーでは「主催者」と「視聴者」が存在します。主催者はビデオやオーディオ、画面などを共有しながら視聴者に向けて解説し、視聴者はチャットやアンケートへの回答、Q&Aなどでリアルタイムな参加が可能です。

ウェビナーとミーティングとの違い

ウェビナーが「インターネット上で行われる説明会」であるのに対し、ミーティングは「参加者が自由に発言できる会議」といえます。

ウェビナーでは、スピーカーやパネリストがビデオやオーディオ、画面を共有しながら解説します。一方で、ミーティングではすべての参加者が同じ画面・お互いの音声を共有しながら意見を出し合います。

ウェビナーで発言できるのは、ホストまたは発言を許された参加者だけです。しかし、ミーティングでは誰でも発言権があるため、発言権が異なる点でも両者に違いがあるといえるでしょう。

ウェビナーの配信方法は2つある

ウェビナーには「リアルタイム配信」「オンデマンド配信」の2種類があります。

リアルタイム配信は、開催時間が決まっている生配信のウェビナーです。オンデマンド配信は、あらかじめ録画しておいたセミナー動画を配信するため時間の制約がありません。

リアルタイム配信では「参加者を登壇させて質疑応答する」「チャット機能で交流する」といった臨場感あふれるイベントを作るのに適しています。一方で、オンデマンド配信の場合、参加者は開催時間に縛られることなくイベントに参加できます。

両方とも特徴が異なるため「臨場感を重視したいか」「より多くの参加者を集めたいか」で選ぶといいでしょう。

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ウェビナーのメリット

ウェビナーのメリット

ウェビナーを利用するメリットは以下の3つです。

  • 場所に限定されず開催、集客できる
  • セミナー開催費用を抑えられる
  • 情報の伝達性が高い

場所に限定されず開催、集客できる

主催者は、インターネットにさえつながっていれば、場所の制限なくセミナーを開催、集客できます。とくに「遠方にいる人でも参加できる点」は革新的です。従来は、全国の顧客に対してセミナーを開催するには、各地方都市に機材や人員を運ぶ必要がありました。時間もコストもかかります。

顧客にとってもわざわざ「電車や飛行機を乗り継いで足を運ばなくてもいい」ことは魅力的に映るでしょう。

セミナー開催費用を抑えられる

コスト面でもウェビナーには大きなメリットがあります。通常、セミナーを開催するためには以下の費用がかかります。

  • 参加者が入れるだけの会場を借りる費用
  • 会場に向かうまでの交通費
  • 参加者・関係者の宿泊費(複数日にまたがるセミナーの場合)

ウェビナーなら上記費用はかかりません。必要になるのはホストが登壇するための会場です。大規模スクリーンや音響など、大がかりな演出が不要なら会議室1つあれば十分といえます。

情報の伝達性が高い

会場で開催するセミナーの場合、座席位置によっては以下のことが起きがちです。

  • 声が聞こえにくい
  • 登壇者の顔がわかりにくい
  • スクリーンに映されたスライドが見えない

しかし、ウェビナーでは全員に同じように音声が届き、画面も映し出されるため、上記のような心配はありません。

さらにリアルタイム配信の場合は、参加者はホストに質問をしながら理解を深めることができます。資料を読み、解説を聞いているだけでは理解できないとせっかくの見込み客を逃しかねません。質疑応答の時間やチャット機能を使ってコミュニケーションを取れば、参加者の理解を助け、結果的に満足度を高めることにつながるでしょう。

ウェビナーのデメリット

ウェビナーのデメリット

ウェビナーを利用するデメリットは以下の3つです。

  • 配信環境の問題で、映像・音声の配信が滞るリスクがある
  • 参加者の反応をつかみにくい
  • 参加者側の集中力が切れやすく、離脱が発生する

配信環境の問題で、映像・音声の配信が滞るリスクがある

ウェビナーはインターネット回線を使って配信されるという特性上、どうしても通信環境や機材などに左右される面があります。インターネット回線が遅いために音声や映像が乱れる、遅延するといったトラブルも珍しくありません。最悪の場合、イベントが中断されてしまうことがあります。

さらに「参加者の通信環境が悪い」「参加者のパソコンの不具合」など、主催者ではどうにもならないケースも存在します。通信リスクはウェビナーにとって無視できない要因といえるでしょう。

そのため、いかに通信トラブルを起こさないようにするか、事前チェックが重要になります。

参加者の反応をつかみにくい

ウェビナーは画面越しに参加する非対面型イベントである性質があります。そのため、登壇者は自分が話している間、参加者の顔やリアクションを把握するのが困難です。とくに、オンデマンド配信では先に録画をするためその場でリアクションをもらえることはありません。

その点、リアルタイム配信であれば、チャット機能で反応の有無がわかりやすく、デメリットを軽減できます。オンデマンド配信の場合は、ウェビナー後に参加者の感想を聞ける場を設けることでデメリットを解消できるでしょう。

参加者側の集中力が切れやすく、離脱が発生する

ウェビナーは気軽に遠方からも参加できる反面、参加者が「面白くないな」と思って離脱してしまう可能性があります。セミナーの最中に離席したり、別の作業を始めたり、最悪の場合はウェビナーを閉じてしまうかもしれません。

会場に集まるタイプのセミナーであれば、周囲の視線があることで自然と集中しようという意識が働きますが、ウェビナーでは同じ様にはいきません。いかに参加者をひきつけるイベントにするかが鍵となるでしょう。

ウェビナーの開催費用

ウェビナーの開催費用

ウェビナーの基本知識がついたところで、実際にウェビナーを開催する費用はどの程度かかるのか見ていきましょう。一般的には以下の項目で予算を決めるといいでしょう。

  • ウェビナーツールの導入・月額費用
  • 機材の導入費用
  • スタジオのレンタル料金
  • 動画の撮影費用
  • 講師への謝礼

ウェビナーツールの導入・月額費用

ウェビナーツールとは、ウェビナーを開催するための配信ツールのことです。

ZoomやMicrosoft Teamsなどのビデオ会議サービスにはウェビナー機能が搭載されています。ほとんどが月額制であるため、ピンポイントで利用するのであればそこまで費用はかからないでしょう。費用は個人利用か企業利用かによってばらつきがありますが、数百円~数万円程度です。

利用料がかからないものもありますが「ウェビナーを録画したい」「チャット機能を追加したい」場合には有料版がおすすめです。

機材の導入費用

ウェビナーには、配信で必須の機材があります。「パソコン(カメラ&マイクつき)」と「インターネット環境」です。

上記2つがあれば最低限の配信は可能になるでしょう。

しかし、ウェビナーのクオリティを上げるためには追加の機材も検討しなくてはいけません。以下の表にまとめました。

機材名

相場

目的・用途

外部カメラ

1万円~

より高画質な映像を配信するため

外部マイク

5,000円~

よりクリアな音声を録音するため

ビデオミキサー

2万円~

複数カメラをスイッチング、映像演出するため

撮影用ライト

5,000円~

より明るく見やすい印象を与えるため

プロジェクター

1万円~

よりセミナーらしい演出・表現を可能にするため

スクリーン

1.5万円~

よりセミナーらしい演出・表現を可能にするため

ポインター

5,000円~

よりセミナーらしい演出・表現を可能にするため

スタジオのレンタル料金

社内で利用できそうな会議室などがあれば問題ありませんが、ない場合はスタジオを借りることになります。スタジオの費用は、場所にもよって異なり、1時間で2万~6万円が相場となっています。

自前の機材を運び込む場合、会社からなるべく近いエリアを選ぶことをおすすめします。機材がない場合は、機材レンタルができるスタジオもあるため、スポット利用であれば費用を抑えられる可能性があります。配信機材の使い方がわからなければ撮影サポートが含まれているかも確認しましょう。

動画の撮影費用

より高品質な動画を撮影したい場合は、ウェビナー専門の撮影業者に依頼することもできます。相場はカメラ1台で90~120分の撮影と編集まで含めて5万~15万円となります。「カメラを複数台使って撮影する」または「より長時間の撮影をする」場合は費用が上がることを念頭に置いておきましょう。

もちろん、社内に動画編集スキルを持つ人材がいれば、撮影業者に依頼する必要はなくなります。求める動画のクオリティによっては業者に頼んだほうがいいかもしれません。

講師への謝礼

外部から講師をゲストスピーカーとして招く場合は、講師への謝礼も用意する必要があります。相場は90~120分の講演で5万~10万円です。もちろん、実績や知名度によってはさらに高額になる可能性があります。また、遠方の講師を招く場合はお車代が必要になるかもしれません。

講師を招かずに社内の人間だけで済ます方法もあります。しかし、同じ人がずっと話しているとイベントにメリハリが出にくく、参加者が「つまらない」と感じて離脱する可能性もあるため配慮が必要です。

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ウェビナーの活用事例

ここからは実際にウェビナーを活用したことでどのような効果があったのか、事例を見ていきます。

ヴァイサラ株式会社

環境・産業計測分野で世界をリードするヴァイサラ株式会社では、気象、産業計測、ライフサイエンスの分野で事業展開をしています。

同社ではデジタルマーケティングを展開するにあたり、限られた人的リソースでウェビナーを運営する必要がありました。そこで、ウェビナーツールのサポート体制を重視し、国産サービスを選択しています。

結果的に年間12回のウェビナーを開催し、ウェビナーの内容はアーカイブしてオンデマンド配信するなどで着実に顧客の信頼をつかんでいます。とくに、ウェビナーを開催したことでキャンペーンに反応する顧客の数が倍増したのは大きな成果だったと担当者は語っています。

参照元:V-CUBE

株式会社大塚商会

システムインテグレーション事業を展開する株式会社大塚商会では、自社で扱う製品やソリューションのセミナーを定期的に開催しています。

しかし、リアル会場でのセミナーはコストがかかるために頻繁に開催することが難しく、遠方の顧客は参加できないなどの制約が課題です。そこでウェビナーに切り替えたところ、大幅に配信回数を伸ばすことに成功しました。時間と場所を選ばないことは大きく、配信スタッフも最小限で済むのはウェビナーのメリットといえるでしょう。

顧客からの反応もよく、参加者数はトータルで3万を超える規模にまで拡大しています。

参照元:V-CUBE

株式会社ワーク・ライフバランス

株式会社ワーク・ライフバランスは、仕事(Work)と家庭(Life)の両立が可能なワークスタイルの実現を目指す企業へのコンサルティング業を展開しています。

同社では、ウェビナーでの養成講座事業を展開するにあたり、無料ツールでの限界を感じていました。主な課題は、クリアな音質と高画質な映像を安定的に配信することです。そこで有料ウェビナーツールを利用して養成講座を実施。本会場と地方会場を結び、同時に4会場で講座を開催することに成功しています。

参照元:V-CUBE

株式会社ミルボン

株式会社ミルボンは、美容室専売メーカーとしてブランド「オージュア」を展開しています。同社はブランドを愛用する顧客との交流を目的として、ファン交流会を定期的に開催していました。しかし、コロナ禍によって対面イベントが中止になり、ウェビナーツールを使ってオンライン交流会を開催することになりました。

同社では、オンライン交流会に配信専用の業者と契約し、スタジオや撮影などのサポートを受けながら安定したイベントを開催しています。担当者は、全国のファンが移動しなくても参加できる点に大きな魅力を感じており、コロナ後もリアル会場での開催に戻ることはないだろうと語っています。

参照元:V-CUBE

株式会社マイナビ

求人・進学・ニュースなどの総合情報サービスを展開する株式会社マイナビでは、定期的にウェビナーを開催しています。

主な目的は「ウェビナーで得られた参加者からの情報をマーケティング活動に活かす」ことです。そのため、ウェビナー中のアンケート実施、参加者情報やチャット履歴を収集・分析してマーケティングに役立てています。

さらに、効果測定のためにマーケティングタグを埋め込み、ウェビナーで得られる情報を最大限に活用しています。

参照元:ネクプロ

おすすめのウェビナーツール6選

ウェビナーを開催するために必須のウェビナーツールでおすすめのサービスをまとめました。

Zoomウェビナー

Zoomウェビナー

※画像引用:Zoomウェビナー

  • 最大で5万人までの大規模ウェビナーに対応
  • 企業規模に合わせた柔軟なプラン設計
  • CRMやMAツールと連携が可能 
  • 豊富なレポート機能

ビデオ会議ツールの代表格ともいえるZoomが提供するウェビナーツールです。

URLを発行するだけでウェビナーを開催できる手軽さに加え、大規模なウェビナーにも対応しているのが魅力です。また、SNSやマーケティングツールとの連携とレポート機能を組み合わせれば、PDCAを回しながらウェビナー事業を展開できるでしょう。

Cisco Webex Events

Cisco Webex Events

※画像引用:Cisco Webex Events

  • 高画質な映像でウェビナーを配信可能
  • リアルタイムアンケートでフィードバックを収集可能
  • マルチプラットフォーム対応
  • 招待状、リマインダ、フォローアップメールを自動送信

Cisco Webex Eventsを使えば、1,000名までのウェビナーを低コストで運用できます。参加できるのはWindows、MacOSだけでなく各種スマートフォンにも対応しており、誰でも、どこからでもウェビナーに参加可能です。ウェビナーの成果をトラッキング、データをCRMにエクスポートといった機能も充実しています。

Adobe Connect

Adobe Connect

※画像引用:Adobe Connect

  • ウェビナー画面レイアウトのカスタマイズに対応
  • 一度設定すれば何度でも再利用可能
  • テンプレート機能で迅速にセットアップ
  • ウェビナー中にスタッフが共有できるバックステージ機能

Adobe Connectはユニークな機能を多数そろえています。一度設定すれば何度でも再利用でき、定期開催のウェビナーのために毎回最初からセットアップする必要がありません。また、ウェビナー中にスタッフ同士がコミュニケーションを取るバックステージ機能を備えており、スムーズなウェビナー運営をサポートしてくれます。

YouTubeライブ

YouTubeライブ

※画像引用:YouTubeライブ

  • 高度なチャット管理ツールを搭載
  • YouTubeチャンネルで収益化&プレミア公開にも対応
  • チャンネル登録者に配信通知で集客可能

動画配信プラットフォーム大手のYouTubeが提供するサービスです。とくにYouTubeチャンネルを運営している企業、熱心なファンがついているチャンネルを持つ企業におすすめです。プレミア公開でよりコアなファンに情報を先行公開できるほか、収益化にも対応しています。さらに、チャット管理ツールを使えば「不適切なワードをブロック」「嫌がらせ行為の防止」など健全なイベント運営を支援してくれます。

Microsoft Teams

Microsoft Teams

※画像引用:Microsoft Teams

  • Microsoft Office製品とのスムーズな連携
  • 出席者登録とレポートツールを搭載
  • 30以上の言語に対応するライブ字幕

Microsoft Teamsは、Microsoft製品とのスムーズな連携が大きなメリットといえます。さらに、30以上の言語に対応するライブ字幕などグローバル企業にとって重要な機能も備えているのが特徴。なお、ウェビナー機能を利用するには「Microsoft 365 Business Standard(税込み1,496円/月)」プランに申し込む必要があります。

Skype

Skype

※画像引用:Skype

  • 無料で利用できる
  • 画面共有やメモなど、小規模ウェビナーを開催するのに十分な機能

無料で小規模なウェビナーを開催したいのであればSkypeがおすすめです。最大で10名まで参加できるグループビデオ通話を利用すれば、誰でも簡単にウェビナーを開催できます。また、ウェビナーで求められる画面共有機能やメモ機能など機能は必要最低限そろっているので、スモールスタートでウェビナーを始めるのに適しているツールといえるでしょう。

ウェビナーの開催方法

ウェビナーの開催方法

ここでは、実際にウェビナーを開催する方法を5つのステップで解説します。以下の手順でウェビナーを開催していきます。

  • 目的と配信内容の決定
  • 機材の準備
  • 運営体制の構築
  • 参加者の集客
  • ウェビナーの開催

目的と配信内容の決定

まず、なぜウェビナーを開催するのかを明確にします。見込み客にアプローチしたいのか、既存顧客との信頼関係を深めたいのか、目的によってウェビナーの形式は変わってくるためです。同時に配信方法は「リアルタイム配信」「オンデマンド配信」のどちらを採用するのかを決定します。

上述したように、リアルタイム配信は「臨場感」、オンデマンド配信は「時間の制約を受けない」のが特徴です。どちらを優先させるかで配信方法は決まるでしょう。

機材の準備

配信方法が決まったあとは、どのような機材を用意するか考えます。ウェビナーを配信するためのスタジオ(または会議室)や配信用のパソコン、インターネット環境の構築などが含まれます。

よりクオリティの高いウェビナーを目指すのであれば、外付けのカメラやマイク、照明なども必要になるでしょう。スポット開催であれば機材をレンタルする方法も考えられますが、定期開催するのであれば購入したほうがランニングコストは抑えられます

運営体制の構築

ウェビナー運営には以下のような体制が求められます。

  • 司会
  • 講師(スピーカー)
  • 機材運用担当
  • 各種技術スタッフ

複雑なイベントでなければ1人ですべてをこなすことも可能です。しかし、顧客満足度を高めたいのであれば、機材や人員をそろえる必要があります。さらに、突発的な通信トラブルが起きた際の技術スタッフもいたほうが安心です。

また、台本やプレゼンテーション資料を用意して、当日の流れを司会とすりあわせるスタッフも必要です。全体のスケジュールもここで決定したほうが、講師のアポが取れなかった、という事態を避けられるでしょう。

参加者の集客

参加者は開催するウェビナーの種類によって異なります

たとえば、見込み客に対して開催するウェビナーであれば「LPに掲載する」「セミナー情報サイトに登録する」などが考えられます。既存顧客がターゲットの場合はメルマガ、DMなどでアプローチする方法があるでしょう。

顧客に営業担当がついているのであれば、直接ウェビナーの案内をお知らせしたほうが参加率は高まります

どのような属性をターゲットにしているのかをしっかり把握し、適切な集客方法を採用してください。

▼関連記事
ウェビナーの集客方法について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
ウェビナーの集客でオススメの方法5選!コツや集客の流れも解説

ウェビナーの開催

すべての準備が整ったらいよいよ本番です。前日には全体の流れをリハーサルしておき、機材やインターネット回線が十分配信に耐えられるかを確認しておきます。

また、トラブル対応の役割分担はしっかり確認し、慌てずに対応できる体制を整えてから本番に臨みましょう。

ただし、突発的なトラブルがあれば即座に対応しなくてはいけないのはリアルタイム配信の話です。オンデマンド配信であれば、トラブルが起こったとしても時間をかけて対応すれば問題ありません

ウェビナーの開催なら営業幹事にご相談を

本記事では、ウェビナーツールについて、メリット・デメリットや事例、ツールの選び方などについて解説しました。

ウェビナーは場所の制約を受けずに開催できて低コストなため、開催のハードルが下がります。これからウェビナーを開催しようと考えている担当者の方は、本記事の手順を参考にしてみてください。

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