テレアポリストはどこから入手する?8つの方法と良質なリストの条件も紹介【2024年最新版】

テレアポリストはどこから入手する?8つの方法と良質なリストの条件も紹介

テレアポリストは様々な方法で収集が可能です。しかし、収集するにも以下のような疑問も湧いてきます。

  • 良質なリストが欲しい
  • 良質なリストを集めるにはどうすればいい?
  • さらに多くのリストを集めたい

本記事では上記の悩みを解決するテレアポリストの収集方法について解説します。ぜひご活用ください。

なお、テレアポ代行会社の探し方・選び方がわからない!という方は営業幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算に合った最適な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。

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目次
  1. 1. テレアポリストとは
  2. 2. テレアポリストはどこから入手するか
    1. 2-1. 既存の顧客情報を使う
    2. 2-2. ホームページやポータルサイトから集める
    3. 2-3. SNSを活用する
    4. 2-4. 会社四季報から集める
    5. 2-5. リスト作成ツールを活用する
    6. 2-6. 企業リストを購入する
  3. 3. 良質なテレアポリストの条件
    1. 3-1. 見込み客になる可能性の高い顧客が多い
    2. 3-2. アポ取りに必要な基本情報が網羅されている
    3. 3-3. 過去のテレアポの進捗状況が入力・共有できる
  4. 4. テレアポリストを整理できる無料フォーマット4選
    1. 4-1. Officeテンプレート
    2. 4-2. bizocean
    3. 4-3. 中小企業家スタジアム「エクセルカード HARI」
    4. 4-4. Excel Form 顧客管理
  5. 5. リスト収集以外に注意すべきこと
    1. 5-1. テレアポは終始丁寧な対応を徹底する
    2. 5-2. テレアポリストのデータは一元化する
    3. 5-3. PDCAサイクルを構築する
  6. 6. テレアポリストの入手方法や良質なテレアポリストの条件を紹介しました

テレアポリストとは

「テレアポリスト」とは、見込み客の名簿ファイルのことです。「コールリスト」「アポイントリスト」と呼ばれることもあります。

営業活動ではテレアポリストを元に見込み客に対してアプローチをかけて、商談の設定や契約の締結をします。つまり、テレアポリストは営業活動における要(かなめ)であり、テレアポリストがなければ営業はどこにアプローチすればいいのか判断できなくなります。

テレアポリストにおいて重要なのは質の高さと数の多さ。当然ながら、数は多いほうが良いですし、売り上げにつながる見込み、つまり「質」も高いほうが良いです。たとえば、以下の2つのリストを見比べてみて、どちらの売上が多くなるでしょうか。

  • 質の高い見込み客が1,000人掲載されているリスト
  • 質の低い見込み客が500人掲載されているリスト

一目瞭然ですね。両者の売上には大きな開きが出ます。

質の高い見込み顧客が多ければ、敏腕営業マンでなくても契約はある程度取りやすいですが、反対なら敏腕営業マンでも契約を取るのは難しいでしょう。このように、質の高いリストを入手できるかどうかは企業の売上に大きな影響を与えるのです。

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テレアポリストはどこから入手するか

テレアポリストはどこから入手するか

では、テレアポリストはどこから入手すればいいのでしょうか。主に以下の方法があります。

  • 既存の顧客情報を使う
  • ホームページやポータルサイトから集める
  • SNSを活用する
  • 会社四季報から集める
  • リスト作成ツールを活用する
  • 企業リストを購入する

既存の顧客情報を使う

過去に自社と関わりのあった企業を参照したリストは、質の高さを期待できます。

なぜなら、すでに自社を知ってくれているため、営業の第一関門である「警戒心」が強くないと期待できるからです。

  • 仕事で知り合った企業の名刺
  • 展示会やセミナーの来場者情報
  • お問い合わせ・資料請求の履歴情報

こういった情報を集約し、テレアポリストを作成しましょう。可能であればいつでも営業をかけられるように、一般社員だけでなく社長や部長、社内の人間が獲得した見込み客のデータを一元管理することをおすすめします。

向いているケース

既存の顧客情報はすべての企業において活用すべきです。過去の営業活動やセミナーなどで手に入れたリストは言い換えれば「購入見込みがすでに高い顧客のリスト」ともいえます。活用しない手はありません。

ホームページやポータルサイトから集める

現代では、インターネット上で見つけられない企業は希です。多くの企業はコーポレートサイト(企業ホームページ)を持っている、もしくはポータルサイトに情報が登録されているからです。そのため、インターネットで検索をかければ興味を持ってくれそうな顧客のリストを簡単に作成できるでしょう。

コーポレートサイトを持っていない企業の場合は、採用情報を検索する手もあります。求人系ポータルサイトには多くの企業が求人を出しているため、企業情報を収集しリストに追加できるでしょう。ほかにも「iタウンページ」や「マピオン電話帳」などの電話帳ポータルなどを探すのもおすすめです。

収集した企業情報を業種別・地域別でグルーピングすれば、実際に営業をかけるときに担当割り当てがしやすくなるだけでなく、訪問時も効率的に動けるでしょう。

向いているケース

ターゲット企業がホームページ・ポータルサイトを持っている場合におすすめです。

SNSを活用する

多くの企業はSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で広報用の公式アカウントを持っています。代表取締役やCEOなど役員クラスが積極的にSNSで発信しているのを見たことがある人もいるのではないでしょうか。

SNSの大きな特徴として、発言に返答するなど、DM(ダイレクトメッセージ)でコミュニケーションを取れる点が挙げられます。そのため、見込み客になりそうな企業とコミュニケーションを取ることができれば、良質なテレアポリストを作成できるでしょう。

向いているケース

役員など決裁権を持つ人にダイレクトにアプローチしたい場合におすすめです。

会社四季報から集める

会社四季報は東洋経済新報社から年に4回刊行されている企業レポートです。ほかにも「会社四季報・未上場会社版」「役員四季報」などもあります。詳細な企業情報だけでなく、業界トレンド、業績予測などリスト作成のヒントになる情報が豊富な点でもおすすめの方法といえます。

定期的にリストを更新するなら定期購読(年額税込み9,240円~)、四季報オンライン(月額税込み1,100円 )はスマートフォンやパソコンから見られておすすめです。

向いているケース

ターゲットに合わせた細かいアプローチを取りたい場合におすすめです。

リスト作成ツールを活用する

リスト作成ツールとは、膨大なデータベースから条件に合致した企業を抽出し、リスト作成をしてくれるツールです。基本的に有料ですが、時間と人手をかけて情報収集をするよりも効率的にテレアポリストを作成できるのは大きなメリットといえます。

リスト作成ツールのなかには、売上や資本金、地域など様々な指標で絞り込みができるだけでなく、優先順位付けまでしてくれるサービスもあります。月額料金制で提供されている製品も多いので単発利用でもコストを抑えられるでしょう。

向いているケース

短時間でリストを取得したい、リスト作成するリソースが限られている場合におすすめです。

企業リストを購入する

企業情報を専門的に集めている業者からリストを購入する方法もあります。自社でリストを作成するよりもスピーディーに自社で作成するよりも手間がかからないのが魅力です。顧客リストを販売している業者といえば、株式会社帝国データバンクや株式会社東京商工リサーチなどが有名です。

リスト作成ツールと同様に、情報収集に時間と人手を使わずにリストを入手できるという点では大きなメリットがあります。しかし、業者によっては低品質なリストを売る可能性もあるため、業者選びには注意が必要です。

向いているケース

短時間でリストを取得したい、リスト作成するリソースが限られている場合におすすめです。

関連記事:テレアポリストの購入におすすめのサービス・ツール10選を厳選紹介!

良質なテレアポリストの条件

良質なテレアポリストの条件

テレアポリストの情報を集めたら、次は良質なリストを作成することが大切です。リストの質が高いほどアポを取りやすくなります。

では、良質なリストの条件とは何でしょうか。以下の3つが挙げられます。

  • 見込み客になる可能性の高い顧客が多い
  • アポ取りに必要な基本情報が網羅されている
  • 過去のテレアポの進捗状況が入力・共有できる

見込み客になる可能性の高い顧客が多い

自社の顧客になってくれそうな見込み客が多く記載されていることは、良質なテレアポリストの第一条件です。

どういう人、企業が自社の製品・サービスを利用してくれるのかを考えてみましょう。そのためには、製品・サービスの特徴や強みを棚卸ししてみるのが有効です。製品・サービスがどのような課題を解決できるのかが分かれば、自然と対象となる見込み客の属性が見えてきます。

あとはその条件に沿った企業をピックアップしていけばいいだけです。

アポ取りに必要な基本情報が網羅されている

リストがあってもアポ取りができないと意味がありません。以下は、最低限必要な項目です。

  • 業界・業種
  • 企業・組織名
  • 電話番号・メールアドレス・住所
  • 担当者氏名

注意点としては企業名と担当者氏名は間違えないようにしましょう。相手の名称を間違えることほど第一印象が悪いものはありません。また、データは常に最新状態に保たれるように管理方法にも気を回せるとベストです。そのためには、営業チームでリストを編集できるようにしておくことも重要になります。

過去のテレアポの進捗状況が入力・共有できる

どの見込み客とアポを取ったのか、進捗状況も含めた履歴情報が共有できるのも良質なテレアポリストの条件です。

誰がどこにアポを取ったのか分からないと、同じ企業に再度電話をかけてしまう可能性があります。複数の営業担当から同じ要件の電話がかかってくると、企業の担当者は「適当な会社だな」という印象を持つかもしれません。印象が悪くなればその後の進捗は望めないでしょう。

また、一度断られても一定期間を空け電話をかけたらアポが取れることもあります。そのため「いつ・誰が・誰に」電話したのかも履歴情報として残しておくと便利です。

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テレアポリストを整理できる無料フォーマット4選

テレアポリストは、実際に運用し始めると管理が煩雑になりがちです。そういう場合には便利なフォーマットツールを利用しましょう。

ここでは、収集したリストの整理に便利なフォーマットを紹介します。

Officeテンプレート

Officeテンプレート

(画像:Officeテンプレート

Microsoftから公開されているOfficeテンプレートは、顧客管理を簡単に行うためのものです。ファイルはExcel形式のため、ほとんどのビジネスパーソンであれば使いこなすことができるでしょう。有料版のMicrosoft 365 Businessであれば、ファイルやフォルダーを共有し、共同編集もできるためデータの一元管理も問題ありません。

bizocean

bizocean

(画像:bizocean

2.8万点以上の企画書・ビジネス書式テンプレートを無料配布している「bizocean」では、顧客管理用のテンプレートをダウンロードできます。

顧客管理だけで70点以上のテンプレートが用意されているので、自社の用途に合うテンプレートを探してダウンロードするだけですぐに運用できるでしょう。テンプレートファイルは、Microsoft Office(Word or Excel)もしくはGoogleスプレッドシートで提供されています。

中小企業家スタジアム「エクセルカード HARI」

中小企業家スタジアム「エクセルカード HARI」

(画像:中小企業家スタジアム「エクセルカード HARI」

中小企業向けの業務IT化支援サービスを運営する「中小企業家スタジアム」では、エクセルでデータベースを構築できる「エクセルカード HARI」を無料公開中です(2023年現在)。

エクセルで作成されているので、導入ハードルは高くないのが魅力といえます。また、公式サイトでは細かく使い方も解説されているため、低コストでテレアポリストを管理したい企業向けのテンプレートといえます。

Excel Form 顧客管理

Excel Form 顧客管理

(画像:Excel Form 顧客管理

最後はフリーソフトの「Excel Form 顧客管理」です。Excelのユーザーフォームで開発されているため、誰でも簡単に利用できるのが特徴。必要な項目にチェックを入れるだけで管理項目が追加されるので、直感的に操作が可能です。そのほか、一覧表の印刷やCSV出力にも対応しています。

無料版と正規版(税込み5,000円)の2つがあり、正規版はVBAマクロが公開されシート保護も解除されているため、必要に応じてカスタマイズできます。

リスト収集以外に注意すべきこと

リスト収集以外に注意すべきこと

ただテレアポリストを集めるだけではアポ獲得にはつながりません。アポ獲得のために、テレアポリスト以外に注意すべき点を紹介します。主に下記の3つです。

  • テレアポは終始丁寧な対応を徹底する
  • テレアポリストのデータは一元化する
  • PDCAサイクルを構築する

テレアポは終始丁寧な対応を徹底する

テレアポでは、相手からどう対応されても態度に出さず、終始丁寧な受け答えを徹底します。アポを断られることも、相手が忙しくて横柄な態度を取られることもあるかもしれません。そのようなときに雑な受け答えをしてしまえば、その見込み客とのつながりは永遠に断たれてしまうでしょう。

見込み客は「育てる」という意識が非常に重要です。なぜなら、見込み客は「いま」必要ないだけかもしれないからです。将来的にニーズが生まれたときに、自社が選択肢に入るには、見込み客と良好な関係を築いておくことが重要になります。

▼関連記事
テレアポのコツも知りたい方は以下の記事もご覧ください。
テレアポとは?成果を出すための9つのコツも徹底解説

テレアポリストのデータは一元化する

テレアポリストのデータは一元管理するようにします。データがあちこちに分散してしまうと、営業チーム内でスムーズな連携ができません。すでにアプローチ済みの企業はどこか、アポが取れている企業はどこか、リアルタイムで情報を共有できれば、効率的にアポ取りが進められます

テレアポリストの運用だけであればエクセルやスプレッドシートでも問題はないでしょう。ただし、マーケティング部隊やインサイドセールス部隊と情報を連携させるほど規模が大きくなるのであればCRM(顧客管理システム)を活用することをおすすめします。

PDCAサイクルを構築する

営業活動は、1%でも成功確率を上げるための努力を惜しむべきではありません。「なぜ失敗したのか」「なぜ上手くいったのか」すべてのケースの情報を収集・分析するように心がけましょう。

収集するデータの例としては以下があります。

  • 業種
  • 架電数
  • アポイント獲得数
  • 契約獲得数
  • 決裁権の有無

こういったデータを集めておくことで後から仮説を立て、今後の方針を決定できます。また獲得件数が多い営業マンと少ない営業マンを比較して、両者の違いを分析すれば、営業チームの底上げにもつながるでしょう。

テレアポリストの入手方法や良質なテレアポリストの条件を紹介しました

本記事では、テレアポリストの入手方法や良質なテレアポリストの条件を解説しました。

テレアポリストは自前で作成するか、ツールを活用または業者から買い取るのが一般的です。どの方法も一長一短ありますので、時間や予算と相談しながらどの方法を利用するか決定しましょう。可能であれば、最初はいろいろ試してみると精度の高さを検証できるかもしれません。

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