Zoho CRMの機能や導入メリット、プランについて徹底解説

Zoho CRMの機能や導入メリット、プランについて徹底解説

CRMツールの一つであるZoho CRM。その存在は知っているものの、具体的な機能がわからず、導入するべきか迷っている方も多いのではないでしょうか

本記事では、Zoho CRMの機能やメリット、料金プランなどについて詳しく解説していきます。自社にあったCRMツールを探している方は、ぜひご覧ください。

なお、CRMツールの探し方・選び方がわからない!という方は営業幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算にあった最適なツールを厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。

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目次
  1. 1. Zoho CRMとは?
    1. 1-1. Zoho CRMの基本情報
    2. 1-2. Zoho CRMでできること
  2. 2. Zoho CRMの料金プラン
    1. 2-1. 各プランの機能の違い
    2. 2-2. 無料プランやトライアルも用意されている
  3. 3. Zoho CRMのメリット
    1. 3-1. AIを活用した営業支援を受けられる
    2. 3-2. モバイルアプリにも対応している
    3. 3-3. 多くの言語・通貨に対応している
    4. 3-4. 低コストで導入できる
    5. 3-5. 画面レイアウトの自由なカスタマイズ
    6. 3-6. 定型業務を削減する自動化機能
    7. 3-7. 外部サービスと連携しやすい
  4. 4. Zoho CRMのデメリット
    1. 4-1. 海外製品のため、わかりにくい部分がある
    2. 4-2. モバイルアプリの場合、機能が制限される
  5. 5. Zoho CRMの機能
    1. 5-1. 顧客管理
    2. 5-2. SFA / 営業支援
    3. 5-3. マルチチャネル
    4. 5-4. 営業分析
    5. 5-5. カスタマイズ
    6. 5-6. マーケティングオートメーション
    7. 5-7. チームコラボレーション
    8. 5-8. セキュリティ
    9. 5-9. モバイルアプリ
    10. 5-10. セールスイネーブルメント
    11. 5-11. リモートワーク
    12. 5-12. パフォーマンス管理
    13. 5-13. 開発者向け
  6. 6. Zoho CRMの評判・口コミ
    1. 6-1. Zoho CRMの導入が向いている企業は、ITリテラシーの高い小規模な企業
  7. 7. Zoho CRMの導入事例
    1. 7-1. 株式会社バイオクロマト
    2. 7-2. 株式会社キャムキャスト7
    3. 7-3. 株式会社YOLO JAPAN
  8. 8. Zoho CRMのよくある質問
    1. 8-1. Zoho CRM には最低契約期間などはありますか?
    2. 8-2. Zoho CRM は、途中でプランを変更することができますか?
    3. 8-3. 購入前に一度、Zoho CRM の有料プランを試せますか?
    4. 8-4. Zoho CRM はスプレッドシート(エクセルなど)データをインポートできますか?
    5. 8-5. 他社CRM/SFAツールからZoho CRM にデータを移行できますか?
  9. 9. CRMツールの選定ポイント
    1. 9-1. あらかじめ導入体制を構築する
    2. 9-2. 長期間、負担なく利用できるかを確認する
    3. 9-3. SaaSのツールを選ぶ
    4. 9-4. サポート体制を確認する
    5. 9-5. トライアルを必ず試す
  10. 10. 【まとめ】Zoho CRMについて紹介しました

Zoho CRMとは?

Zoho CRMの機能や導入メリット、プランについて徹底解説        _2

画像引用:https://www.zoho.com/jp/crm/ 

まずはZoho CRMの基本情報を確認して、どのようなサービスなのか特徴を掴みましょう。

Zoho CRMの基本情報

Zoho CRMの基本情報をまとめると、以下の通りです。

提供会社

ゾーホージャパン株式会社

特徴

  • クラウド型の営業支援・顧客管理ツール
  • 顧客管理を一元化できる
  • 企業規模や業種にあわせてカスタマイズできる

導入実績

世界25万社以上

Zoho CRMはゾーホージャパン株式会社が提供している、クラウド型の営業支援・顧客管理ツールです。顧客管理や営業支援、商談管理といった様々な機能を搭載しており、業務効率と売り上げの最大化を実現するCRMツールとして知られています。

グローバルで利用されており、導入実績は世界25万社以上。企業規模や業種にあわせてカスタマイズできる拡張性があり、自社のニーズに合わせた利用ができるのも大きな特徴です。

Zoho CRMでできること

数あるツールの中で、

  • AIを活用した自動化やレコメンド
  • 自社の営業フローに合わせた自由なカスマイズ
  • 低価格から導入できる料金プラン

という3点で差別化が図れており、世界中で利用されています。詳しいメリットや機能についても解説していきます。

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Zoho CRMの料金プラン

Zoho CRMは初期費用がかからず、機能の追加やデータ量の増加に応じた追加費用もありません。プランに応じた月額費用しか発生しない、明瞭な料金体系となっています。

1ユーザーあたりの月額費用は次の通り。月間契約に加え、約34%お得な年間契約も用意されています。

 

月間契約

年間契約

スタンダード

2,400円(税抜)

1,680円(税抜)

プロフェッショナル

4,200円(税抜)

2,760円(税抜)

エンタープライズ

6,000円(税抜)

4,800円(税抜)

アルティメット

7,800円(税抜)

6,240円(税抜)

各プランの機能の違い

プラン名

プラン概要

スタンダード

14種類のSFA機能や分析機能といった基本的な機能を利用でき

外部ツールとの連携は他のプランと同様に利用できます。

プロフェッショナル

スタンダードプランに加え、ブループリント機能や

カスタマーサポート関連の機能などを利用できるプランです。

エンタープライズ

全ての機能を利用できるプランです。

アルティメット

全ての機能を利用できエンタープライズプランより回数制限が少ないプラン。

無料ストレージも大きくなっています。

各プランの差は機能・容量の違いです。4つのプランの機能の差について見ていきましょう。

スタンダード

CRM機能と基本的なSFA機能が利用できるプランです。他にもダッシュボードの作成やメール配信の機能も利用できるため、基本的な機能は備わっています。プランのアップグレードはいつでもできるため、まずはスタンダードプランからの利用がおすすめです。

プロフェッショナル

スタンダードプランに比べ、SFA機能がさらに充実したプランです。営業フローをシステム上に登録し、営業のテンプレート化や進行状況の管理ができるブループリント機能や、各タスクの自動処理機能も搭載しています。

エンタープライズ

Zoho CRMの全ての機能を利用できるプランです。自動のメール送信や承認プロセスなどの機能に加え、AIによる商談サポートといった最新機能も搭載しています。

アルティメット

エンタープライズプランと機能は同じで、さらに大きな容量に対応しているプランです。顧客数や扱うデータ数の多い、大企業向けのプランとなっています。

無料プランやトライアルも用意されている

Zoho CRMを安心して利用できるよう、

  • 15日間の無料トライアル
  • 無料プラン

も用意されています。

15日間の無料トライアルとは

いずれのプランも15日間の無料トライアルが用意されています。実際にツールを利用しながら、導入検討できるのも嬉しいポイント。さらに、コンサルタントへの無料相談やプランごとの解説動画など自社にあったプランを見つけるためのサポートも充実しています。

無料プランとは

小規模な企業やチームで利用できる、無料プランも用意されています。データ登録が5,000件まで、ファイルストレージが1GBまでという制限はありますが、基本的は機能を無料で利用可能。

顧客管理やファイル添付などの基本機能はもちろん、自動化やレポート機能も一部利用できます。無料プランで利用しているアカウントのままで有料プランにアップグレードもできるため、試験的な導入にもおすすめです。

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Zoho CRMのメリット

Zoho CRMの機能や導入メリット、プランについて徹底解説        _4

Zoho CRMを利用すると、様々なメリットがあります。どのようなメリットがあるのか、詳しく見ていきましょう。

AIを活用した営業支援を受けられる

AIが蓄積された顧客情報や商談情報を分析し、確率の予測や最適な連絡タイミングの提案といったサポートをしてくれます。AIを活用した機能は、たとえば以下です。

  • 非効率な業務プロセスの自動化や改善提案
  • 見込み客・案件の確度を自動予測
  • 見込み客に合った製品のレコメンド
  • メールや通話履歴をもとにした、最適な連絡タイミングの算出
  • 営業活動におけるあらゆる行動の結果予測
  • ルーティン業務の自動化提案

営業の成功確率を上げるサポートだけでなく、業務効率化のサポートも受けられます。

モバイルアプリにも対応している

専用のモバイルアプリが用意されており、外出先でも手軽に商談のチェックや顧客とのやりとりができます。また、無料名刺スキャンアプリの「Cardscaner」を利用すると、名刺を撮影するだけでZoho CRMへの自動登録が可能に。入力漏れがなくなり、手間も省けるという大きなメリットがあります。

多くの言語・通貨に対応している

海外発のツールということもあり、様々な言語や通貨に対応しています。そのため、海外に拠点や子会社を持つ大企業にとっても使いやすいツールです。

言語や通貨以外にも現地時間や地域に合わせた法整備への適合、地域ごとの表示内容変更など、グローバルに対応した機能が多数用意されています。

低コストで導入できる

初期費用や追加費用がなく、月額費用しか発生しないため、低コストでの導入が可能。年間契約の場合、1ユーザーあたり月額1,680円(税抜)という低価格は魅力です。まずは無料プランから利用を始め、徐々にアップグレードしていくことで無駄なく活用できます。

画面レイアウトの自由なカスタマイズ

ドラッグ&ドロップの簡単操作で画面のレイアウトや入力項目をカスタマイズ可能。エンジニアに依頼せずに、誰でも手軽に編集できます。自社の業務フローや蓄積してきたデータにあわせてカスタマイズすることで、効率的な運用が実現可能です。

定型業務を削減する自動化機能

レポート作成やフォローメールの送信といった時間がかかる定型業務を自動化できるため、業務の大幅な効率化が可能。定型業務に割く時間を減らすことで、本来の営業活動により多くの時間を費やせるようになります。

外部サービスと連携しやすい

Google WorkspaceやOutlook、Google AdWordsなど、連携可能なサービスは多岐に渡ります。簡単に外部サービスと連携でき、Zoho CRMの機能を拡張していくことで、業務の効率化に繋がっていく点は大きなメリットです。

Zoho CRMのデメリット

Zoho CRMデメリット

導入後に後悔しないよう、2つのデメリットについても確認しておきましょう。

海外製品のため、わかりにくい部分がある

Zoho CRMはアメリカ発のツールで、主な開発をインドで行っています。日本オフィスにてローカライズや品質管理テストを行っているものの、不自然な日本語や、日本人にとってわかりにくいUIの場合があるため、注意が必要です。

モバイルアプリの場合、機能が制限される

専用のモバイルアプリが用意されていますが、全ての機能を利用できるわけではありません。レポートの詳細表示や複数の単語を用いた検索などはモバイルアプリでできないため、webブラウザからアクセスして利用する必要があります。

機能によってモバイルアプリとwebブラウザを使い分けなければいけないというのは不便に感じることがあるでしょう。

Zoho CRMの機能

Zoho CRMの機能や導入メリット、プランについて徹底解説        _3

カスタマイズ性が高く、あらゆる業種・会社規模に対応しているZoho CRMには主要機能が14個用意されています。それぞれの機能について、具体的に見ていきましょう。

顧客管理

顧客の基本情報をはじめ、顧客との商談やメール、見積書、請求書などの営業活動の履歴を一元管理できる機能です。顧客管理機能の活用により、顧客の獲得や管理コストの削減、営業プロセスの改善などができます。

主な機能

・見込み客管理

・取引先管理

・連絡先管理

メリット

・案件の進捗状況を一目で把握できる

・各種メールシステムと同期し、メールの履歴を残せる

・見積書や請求書を、フォーマットを元に作成できる

・サイトに埋め込んだフォームの顧客情報をスムーズに登録できる

・エクセルなどで管理していた顧客データをインポートできる

SFA / 営業支援

営業活動に関連する業務プロセスを自動化し、営業チームの生産性を高める機能です。データの一元管理が可能になり、企業全体での情報共有や分析がしやすいというメリットもあります。

機能名

機能概要

ワークフロー

業務の流れに対するルールを定義し、自動化できる

営業プロセス管理

リード創出から成約までの営業プロセスを管理できる

コマンドセンター

カスタマージャーニーを作成できる。

定義したルールに沿ってキャンペーンや依頼を自動で送付できる

ブループリント

営業プロセスの設計図を作成できる

営業担当者の割り当て

自動でタスクの割り当てができる

リードスコアリング

顧客行動をスコアリングし、確度の高い顧客が可視化できる

承認プロセス

上長への承認業務を自動化できる

スケジュール・タスク管理

営業のスケジュールやタスクを一元管理できる

PFM分析による顧客セグメント

3つの指標で顧客を自動で分類し、ラベリングしてくれる

ポータル

顧客にオンラインポータルへのアクセス権限を付与できる

マルチチャネル

多岐にわたるコミュニケーションツールを統合して管理できる機能です。これにより、確認漏れやミスが減り、業務の効率化を実現できます。

機能名

機能概要

メール

GmailやOutlookと連携でき、送信予約やテンプレートの活用

クリック分析などができる

電話

ワンクリックで架電・受電ができ、通話履歴の自動記録や通話中のメモ

予定の登録が簡略化できる

SNS

SNSアカウントを一元管理でき、投稿やキーワード追跡などができる

セールスシグナル

顧客の購買シグナルを検知し、通知を受け取れる

web接客(チャット)

webサイトにチャットを設置し、リアルタイムで接客できる

web会議

別のアプリを開くことなくweb会議に参加でき、録画や共有を簡単にできる

Twitter

企業アカウントの管理や、顧客リストとの同期ができる

SalesInbox

受信したメールを自動的に整理し、優先順位をつけてくれる

営業分析

CRMに登録されたデータを集計し、レポートを自動作成してくれる機能です。常に最新データを反映させたレポートでKPIの達成度や活動状況を把握でき、簡単に共有ができます。

機能名

機能概要

分析レポート

CRM内のデータを基に商談報告書や営業報告書などを自動作成できる

ダッシュボード

営業活動や売上といったCRM内のデータをグラフ化できる

異常検出レポート

AIが売上に影響を与えそうな営業プロセスの異常を検知し

アラートを表示してくれる

コホート分析

特定の条件で顧客をグループ化し、コホート分析ができる

象限レポート

営業活動のデータを4 象限のマトリックスで表現し

改善対象を抽出できる

ゾーン分析

販売データをゾーンで分類し

好調な領域と改善すべき領域を可視化できる

営業KPI

営業チームの個人パフォーマンスやKPIなどを確認できる

コンパレーター

データの比較表を作成し、全体像を把握できる

セールスファネルチャート

ファネルごとの離脱率を可視化できる

ターゲットメーター

売上や案件数、成約数といった目標の達成状況を可視化できる

営業分析・販売分析

他のアプリケーションとデータを統合し、さらに詳しい分析ができる

カスタマイズ

自社で決めた利用シナリオにあわせてカスタマイズできる機能です。運用している中で発生した追加のカスタマイズにも柔軟かつ簡単に対応でき、自由に変更を加えられます。

機能名

機能概要

レイアウト

使いやすいよう、画面のレイアウトを変更できる

キャンバス

テンプレートを元に、デザインを自由に変更できる

ウィザード

ステップごとにデータの入力画面を分けることで

データの正確性を高められる

ビュー・フィルター

営業活動に必要な情報を見やすく整理できる

カスタムコンポーネント

営業データの登録方法を自由にカスタマイズできる

webフォーム構築

自動でデータが取り込めるwebフォームを構築できる

組織設定

自社の会計年度や役職、チーム割りなどを設定できる

個人設定

ユーザーごとに設定をカスタマイズできる

マーケティングオートメーション

営業プロセスを自動化するための機能です。業務の自動化やパーソナライズされた営業プロセス、データの分析などが実現できます。

機能名

機能概要

リード情報の収集・分類

獲得したリード情報を収集し

製品や興味関心レベルなどに応じて自動で分類できる

リードナーチャリング

メールの開封数やリンクのクリック数などを分析し

優先すべきターゲットを特定できる

施策管理・分析

展示会や広告など様々な施策ごとのコストやタスクを管理でき

ROIも可視化できる

マーケティングアトリビューション

各マーケティング施策が

成約にどのように貢献したかを把握できる

チームコラボレーション

社内でのコミュニケーションコストを削減し、スピーディーな情報共有を実現する機能です。個人の活動を効率的に管理するだけでなく、社内でのコミュニケーションも効率化できます。

機能名

機能概要

ユーザー・ライセンス

各ユーザーの情報確認や、新規ユーザーの招待を一元管理できる

役職・権限

役職に応じたデータの共有範囲を設定できる

モチベーション向上

営業活動にゲーミフィケーションを取り入れ、活動意欲を高められる

コミュニケーション

リアルタイムの営業進捗を可視化でき、スムーズな情報共有ができる

フィード

商談・案件に関する情報の共有や、他のメンバーの状況確認ができる

チャット

重要情報などをチャットで即座に共有できる

メモ

担当者の性格や細かな進捗など、重要情報以外の細かい情報を記録できる

プロジェクト管理

プロジェクトに参加している各チームへの素早い情報共有ができる

セキュリティ

Zoho CRMに蓄積されていく、重要情報を守る機能です。漏洩のリスクから守るためにも、しっかりとしたセキュリティ環境が整っています。

機能名

機能概要

データセキュリティ

データの暗号化や、IPアドレス制限による不正アクセスの防止などができる

GDPR

EUが策定している個人情報保護の規則に準拠した、

情報保護の設定ができる

HIPPA

データソースの追跡や、顧客情報の変更や削除を監視できる

モバイルアプリ

パソコン端末からだけでなく、モバイル端末からのアクセスを想定した機能です。ブラウザ版とアプリ版の2つが用意されています。

機能名

機能概要

予定管理

タスクやスケジュールを確認でき、リマインダーも表示できる

ダッシュボード

各KPI指標に対する達成度をリアルタイムで確認できる

Near Me

位置情報を用いた周辺顧客の表示や

空いた時間での訪問候補の表示ができる

チェックイン

簡単に訪問記録を登録できる

オフラインアクセス

電波がなくてもデータにアクセスでき、編集もできる

メールマグネット

受信トレイから担当しているクライアントのメールのみを抽出し

通知を受け取れる

フィード

社内の複数メンバーと情報共有ができる

セールスイネーブルメント

デジタルテクノロジーを活用し、営業を仕組み化する機能です。売上向上や業務効率化のための機能が揃っています。

機能名

機能概要

見積書・請求書発行

顧客のサブスクリプション情報をもとに、見積書や請求書の発行・送付ができる

カレンダー

GoogleやOutlookなどのカレンダーと同期し、カレンダーツールを集約できる

他ツールとの連携

Google WorkspaceとMicrosoft Office 365をZoho CRM上で利用できる

ドキュメント管理

重要資料を保管でき、共有できる

パートナー関係管理

情報やツールの一部を販売代理店といったパートナー企業に提供できる

リモートワーク

リモートワーク化による課題を解決し、どこにいても生産性を維持できるようにする機能です。営業メンバー同士のコミュニケーションが不足し、情報共有やOJTが難しくなるという課題にも対応しています。

機能の活用例

概要

プレゼンテーション

各Webミーティングツールと連携でき

簡単に営業資料を投影できる

コラボレーション

通話やチャットに加え社内セミナーを開催できる

テレフォニー

ワンクリックで通話でき通話ポップアップウィンドウを利用した

メモの追加やタスクの作成ができる

生産性向上

 

メールや取引情報、アンケート結果などを共通のタイムラインに集約できる

パフォーマンス管理

営業のパフォーマンスを可視化でき、早期に対策を打てる機能です。データを元にした受注確度の算出ができるため、未来の予測に基づいた改善案を出せます。

機能名

機能概要

売上予測

Aiによる会社および個人の売上予測や、妥当性の高い目標値の提案を受けられる

テリトリー管理

地域別や製品別に売上を可視化できる

開発者向け

開発者による機能追加やカスタマイズをスムーズにする機能です。テストをするための、無料で利用できる開発者向けプランも用意されています。

機能名

機能概要

クライアントスクリプト

ルーチンタスクの自動化や、条件付きUIアクションを実装できる

API

APIによって様々な外部ツールと連携できる

ウィジェット

外部ツールをZoho CRMに組み込むことができる

テスト環境

本番環境のデータに影響を与えることなく、精度の高いテストができる

Deluge

Delugeというスクリプト言語を利用することで

様々な種類のロジックや処理をカスタム関数に追加できる

開発キット

ツールセットが用意されており、様々なアプリケーションを開発できる

Zoho CRMの評判・口コミ

実際にZoho CRMを利用している企業は、どのように感じているのでしょうか。

次のような口コミがありました。

  • コストパフォーマンスが高い
  • 様々なツールと連携でき、拡張性が高い
  • モバイルアプリで外出先でも入力できるため、効率化できた
  • 商談状況や会議の議事録などを一元管理できるようになった
  • AIによる自動化や提案で、生産性が向上した

一方、改善を求める口コミもありました。

  • 一部、不自然な日本語がある
  • 機能が多いため、使いこなすのが難しい
  • 海外製の独特なインターフェイスになかなか慣れなかった

Zoho CRMの導入が向いている企業は、ITリテラシーの高い小規模な企業

ここまでに紹介したZoho CRMのメリット・デメリットや機能などを踏まえると、どういった企業に向いていると言えるのでしょうか。

Zoho CRMの最大の特徴は、豊富な機能と柔軟性の高さです。そのため、ITリテラシーが高く、自社の営業フローにあわせてカスタマイズできる企業にはおすすめと言えるでしょう。一方、ITリテラシーが低い企業の場合は豊富な機能を使いこなせず、費用対効果が悪くなってしまう可能性があります。

また、予算の限られたスタートアップや中小企業にもおすすめです。年間契約であれば1,680円(税抜)から利用できるため、30人程度の会社であれば5万円程度で導入できます。低価格で充実した機能を利用できるため、小規模の企業にとっては導入しやすいツールなのではないでしょうか。

Zoho CRMの導入事例

続いて、Zoho CRMを導入したことで業務が改善された事例を確認して、Zoho CRMを導入する際の参考にしてみてください。

株式会社バイオクロマト

Zoho CRMの機能や導入メリット、プランについて徹底解説        _5

画像引用:https://www.bicr.co.jp/ 

研究機関や大学、メーカーなどに向けて、研究の効率化支援に関わる商品の開発、販売を行う株式会社バイオクロマトの事例です。

導入以前の課題

以前は別のツールを利用していたものの、メール配信ごとの従量課金制だったため、年間130万円ほどのコストがかかっていたとのこと。また、2,000件を超える案件管理をエクセルで行っていたため、使い勝手の悪さを感じていた状況でした。

導入による効果

Zoho CRMの導入により、年間のコストを30万円程度まで削減。約80%の削減となりました。課題となっていた案件管理での業務効率化も進み、高額製品の成約率が向上したとのこと。さらに、メール配信を強化できたことでweb経由での問い合わせも増加しているそうです。

株式会社キャムキャスト7

Zoho CRMの機能や導入メリット、プランについて徹底解説        _1

画像引用:https://www.camcast7.co.jp/ 

映像中継機器の販売や、ライブ中継サービスを手がける株式会社キャムキャスト7の事例です。

導入以前の課題

クライアントが増えたことでエクセルでの管理が限界となり、別のツールを導入したとのこと。しかし、海外製のサービスだったこともあり、画面上の日本語訳に馴染めず、機能をほとんど使いこなせていなかった状況でした。また、必要としていた見積書・請求書の作成機能は有償カスタマイズで機能追加する必要があり、かなり高額な見積もりだったそう。

導入による効果

以前のツールにはなかった見積書・請求書の作成機能が標準機能として搭載されているにも関わらず、コストは1/3に。さらに、レポート機能により、マーケティング業務の効率化や経理業務の負担軽減にも繋がっているようです。

株式会社YOLO JAPAN

Zoho CRMの機能や導入メリット、プランについて徹底解説        _6

画像引用:https://www.yolo-japan.co.jp/ 

日本在住の外国人向けの会員メディアである「YOLO JAPAN」や、外国人アルバイトの採用支援を行う「YOLOバイト」などを運営する株式会社YOLO JAPANの事例です。

導入以前の課題

求人サービスを担当する営業スタッフの生産性向上が課題になっていたとのこと。また、案件管理はGoogleスプレッドシートを用いて行っていたものの、各営業スタッフの行動を把握できていないという課題があったそうです。

導入による効果

Zoho CRMの導入により、案件に関する様々な情報が可視化でき、「物事を数字で語る」という文化が社内に浸透したとのことです。また、各営業スタッフのアプローチも把握できるようになり、受注単価の大きい重要な商談を逃さなくなったそう。その結果、一人当たりの受注金額が3,4割増加したという成果に繋がっているようです。

Zoho CRMのよくある質問

続いて、Zoho CRM に関するよくあるご質問とその回答をご紹介します。ぜひ導入の参考にしてみてください。

Zoho CRM には最低契約期間などはありますか?

回答:Zoho CRM の契約期間は、月間または年間よりお選びください。ご契約期間の途中でも、プランをアップグレード/ダウングレードできます。

(引用:https://www.zoho.com/jp/crm/zohocrm-pricing.html?src=crm-header-yolo )

Zoho CRM は、途中でプランを変更することができますか?

回答:ご契約の途中でもプランを変更できます。Zoho CRM のサービスホーム画面からアップグレードへアクセスし、ご自身でプランを変更いただけます。

(引用:https://www.zoho.com/jp/crm/zohocrm-pricing.html?src=crm-header-yolo )

購入前に一度、Zoho CRM の有料プランを試せますか?

回答:はい、Zoho CRM 有料プランの機能を15日間無料でお試しいただけます。お試し期間が終了するとアカウントは無料プランに自動的に移行され、 そのまま無料でご利用いただけます。

(引用:https://www.zoho.com/jp/crm/zohocrm-pricing.html?src=crm-header-yolo )

Zoho CRM はスプレッドシート(エクセルなど)データをインポートできますか?

回答:はい、Zoho CRM はExcel(XLS、XLSX)、カンマ区切り値(CSV)、名刺またはvCard 形式 (VCF) のデータをインポートすることができます。

(引用:https://www.zoho.com/jp/crm/zohocrm-pricing.html?src=crm-header-yolo )

他社CRM/SFAツールからZoho CRM にデータを移行できますか?

回答:Zoho CRMは、他社CRM/SFAツールからのデータ移行が可能です。ただし、移行後の運用をスムーズに行えるかについては、運用方法に応じます。

(引用:https://www.zoho.com/jp/crm/zohocrm-pricing.html?src=crm-header-yolo )

CRMツールの選定ポイント

CRMツール選定のポイント

Zoho CRMのようなCRMツールは数多く存在しており、どのツールを選ぶかは非常に難しい問題です。自社のニーズにあったツールを選ぶためのポイントを5つ紹介します。

あらかじめ導入体制を構築する

はじめに、CRMツールを導入する目的を明確にしましょう。目的が曖昧なままツールを導入してしまうと、本来の目的が達成されないことや、現場で運用されなくなってしまうことがあります。

あわせて、導入後の運用ルールを決めるようにしましょう。新たなツールは定着するまでに時間がかかるため、あらかじめ導入体制を構築し、運用ルールを社内に浸透させることが重要です。

長期間、負担なく利用できるかを確認する

データを蓄積していくCRMツールは、長期での利用が想定されます。そのため、「画面の表示がわかりやすいか」「入力は簡単か」といったポイントを確認し、負担なく続けられるツールを導入しましょう。また、費用面でも無理なく続けられることが重要です。

SaaSのツールを選ぶ

SaaSと呼ばれる、ソフトウェア型・クラウド型のツールを選ぶのがおすすめです。クラウド上にデータが蓄積されるため、オフィス以外でも情報へのアクセスが可能。保守やサーバー管理などを行う必要もありません。新たなツールとの連携や機能改善を随時行っているSaaSが特におすすめです。

サポート体制を確認する

困った時に頼れるサポート体制があるか、というポイントも非常に重要です。ツールを利用する中でわからないことは必ず出てくるため、迅速かつ丁寧にサポートを受けられるツールを選びましょう。

トライアルを必ず試す

多くのCRMツールでは無料のトライアルが用意されていますので、必ず試すようにしましょう。各メンバーで実際にツールを利用しながら、導入検討を進めるのがおすすめです。現場やマネージャーなど、担当している業務によっても感じ方が異なるため、あらゆるチーム・役職のメンバーで試すようにしましょう。

【まとめ】Zoho CRMについて紹介しました

Zoho CRMの機能や導入メリット、料金プランなどを紹介しました。Zoho CRMの特徴をまとめると、以下の通りです。

  • 世界25万社以上で導入されているクラウド型の営業支援・顧客管理ツール
  • 自社の営業フローにあわせて自由にカスタマイズできる
  • 低価格から導入できる

本記事の内容を参考に、自社に合うCRMツールはどれか、検討しましょう。

なお、CRMツールの探し方・選び方がわからない!という方は営業幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算にあった最適なツールを厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。

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